四天王の中でも最強
僕は大学に入るまで、リーディングしか勉強してこなかった。
行きたい大学が当時、リスニングやライティング、スピーキングを入試で課していなかったからだ。
(ハッピー)
そんなこんなで大学入学後、最初に受けたプレイスメントテストで、リーディングだけはたまたま一番上のクラスに振り分けられた。
(ラッキー)
一方、スピーキングは一番下のクラスだった。
(アンハッピー)
英語でフルーツバスケットをやるレベルのクラスだった。
(チェリー)
そうして新学期が始まると、いろいろな授業で英語のレポートを書かされることになった。
でも、「意外と書ける」というのが僕の感覚だった。
リーディングしか勉強してこなかったのに、思ったより書けるのだ!
インプット&インプット
やれ「アウトプット」がどうだの、「発信型英語」がこうだの言われがちだけど、少なくとも僕の場合、大学のレポートくらいなら、インプット中心でも意外となんとかなった。
英語をたくさん読んでいると、自分の英文を眺めたときに「ここ、なんか変だな」と感じる瞬間がある。
その違和感をひとつずつ直していくうちに、英文はそれなりの形に整っていく。
どうやら、リーディングのパラメーターを伸ばすと、ライティングの能力も上がるようになっているらしい。
『マリオ&ルイージRPG』でも、謎のパラメーター「HIGE」にしかステータスを振らなかったけど、先に進むことができた。
なるほど、英語は特定のパラメーターに極振りしたプレイヤーでも、詰まないように作られているに違いない。
なんて親切な設計なんだ!
仕事で英語を書くことはあるけど、ライティングの訓練をした覚えは特にない。
必要に迫られるたび、その場でどうにかしてきただけなのだ。
相手の言い方を真似してみたり、その都度調べたりしているうちに、勝手に書けるようになっていく。
ライティングの経験値は、普段はリーディングのおこぼれでためておき、実際に書く必要のあるタイミングでまとめて稼ぐくらいで、僕レベルにはちょうどいいのかもしれない。
僕はこれからも、リーディングにパラメーターを振るのであった。