昨日の自分は今日の他人
アンパンマンの記憶
出社したら、職場のおぢが、いつものように僕を呼びつけた。
「ちょっといい?」
(クルッ)
「これ!」
(モニターを指さす)
「こーこ」
(トントン)
「ほら、脱字!!!」
(プルプル)
「ったく、気をつけてよね~」
(クルッ)
カタカタカタ… タンタンターン!
そう言っておぢは、昨日おぢが翻訳した箇所を一生懸命直していた。
ここ、僕が訳したところじゃないのに。
握りしめた拳と、こっそり履いてきたTバックが僕に食い込んだ。
昨日の自分は、今日の他人。
このままズボンを下ろして終わらせたっていいんだぞ。
明日の自分だって、今日の他人なんだから。
僕がうんこを流さないままこの会社を退職するのは、まだ先のお話。